アロマテラピーとして使われるエッセンンシャルオイル、精油とも呼ばれています。
みなさんご存知のように、精油は、花や樹木などの芳香成分を抽出した植物性の天然ピュアオイルです。
精油の香りは、心にやさしく働きかけ、安らいだ気持ちにしてくれたり、晴れやかな気分にしてくれます。
また、精油はお肌に浸透していき、美容や健康にさまざまな効果をもたらしてくれます。
オイルマッサージの際に僕がよく使う精油は、ゼラニウム、サイプレス、フランキンセンス、レモングラス、ジャスミンなどです。
いくつか、その特徴をご紹介します。
☆ゼラニウム
ローズに似た甘いフローラル系の香りです。
自立神経を整える働きを持ち、ストレスを解消し、不安やイライラを鎮めて心を安定させてくれます。
収れん作用によりお肌をきめこまやかに、またコラーゲンの生成を促して弾力のあるお肌にしてくれます。
利尿作用が高く、余分な水分や老廃物を体の外に排出するので、むくみの解消ややセルライトの除去、ダイエットにも効果が期待できます。
☆サイプレス
地中海沿岸地域でよく見られる樹木からとった精油で、爽やかでウッディな香りです。森林浴をしているときのように、気持ちを穏やかにしてくれます。
体内の水分調整機能により、お肌の乾燥を防ぎ、臭いのもととなる汗を抑えるデオドラント効果もあります。余分な水分や老廃物を排出する作用もあるので、むくみやセルライトなどにも優れた効果が期待できます。ホルモンバランスを整える効果もあるため、生理不順や生理痛など女性の悩みを解消するのにも役立ちます。
☆フランキンセンス
不安や緊張をやわらげて感情を落ち着かせたり、心の傷を癒してくれます。深くゆっくりと呼吸できるようにする作用があるため、瞑想やヨガにも向いています。
新陳代謝を高めて、お肌のターンーオーバーを促進します。美肌効果はもちろん、しわ、たるみ、しわの予防などアンチエイジング効果にも優れています。
こんなふうに、アロマには女性にとって嬉しい効果がいっぱいです。
エッセンシャルオイル（精油）には、女性の心と身体を美しくする自然の神秘が宿っています。
＊精油はとても濃度が高いため、オイルマッサージでは、植物性のキャリアオイルで希釈して使います。通常、精油を直接お肌に付けることはありません。また精油は、ベビーオイルのような鉱物油（ミネラルオイル）を成分としたものとは違います。鉱物油はお肌の表面にとどまり保護してくれますが、精油のようにお肌に浸透し積極的に働きかけることはありません。